「シーグラス」は海の宝石やビーチグラスと呼ばれるガラス片で、海岸や浜辺で拾える海からの可愛い贈り物です。ここでは、シーグラス探しに初めて挑戦される方や、小さなお子さまでもシーグラス探しを存分に楽しめるように、シーグラスの探し方について詳しく紹介していきます。
シーグラス探しに挑戦!
海岸で見つけたシーグラスは、お子さまの夏休みの工作に活用したり、使い方次第ではおしゃれなインテリアとして部屋に飾ったりもできます。ちょっとした探し方のポイントを押さえれば、初心者でキラキラと美しく光るシーグラスを効率よく見つけられるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
シーグラスとは?
シーグラスは、浜辺や海辺に漂流して流れ着いたガラス片です。ビーチグラスとも呼ばれ、長い年月をかけて波や水の中で揉まれてきたことで、角がなく丸い形をしています。普通のガラスのように透明感はあまりなく、表面は曇ったような風合いをしています。
シーグラスには、青や水色、白、赤、黄など様々な色があります。白のシーグラスは比較的見つけやすく、定番の青や水色、緑のシーグラスも比較的見つけやすいです。反対に、赤や黄色、紫といったレアシーグラスと呼ばれる色は見つかりにくく、とても希少価値の高いシーグラスです。
見つけてきたシーグラスは色々な色を一つの瓶に入れて飾っても綺麗ですし、表面に文字を書いたり、アクセサリーにして使ったり、少し工夫するだけでおしゃれに活用できます。夏休みに見つけたシーグラスを使って自由研究の題材にしたり、きれいな工作を作ったりするのもおすすめです。
シーグラスの探し方
「海を歩いているときに偶然シーグラスを見つけた!」とラッキーな出会いをする方も中にはいますが、残念ながらシーグラスは海岸のどこにでも落ちているわけではありません。シーグラスをより確実に見つけたいと思ったら「シーグラスの探し方」や「落ちている場所の特徴」を押さえて、シーグラスとの遭遇率を高めていくことがポイントです。
石が多くある砂浜に行こう
石や砂利がたくさんある浜には、シーグラスが混じって落ちていることが多いです。ゴロゴロとした小石が多い場所はシーグラスなどの漂流物が多いのですが、反対に小石があまりない砂浜ではシーグラスはあまり落ちていません。
小石がたまっている場所を探そう
石がたくさんある浜に行ったら、まずは小石がたまっている場所を重点的に探してみてください。シーグラスは小石に混ざり込んでいることが多く、岩場や砂の中に隠れていることもあります。
漂流物が堆積している場所を探そう
波打ち際に流れ着いた漂流物にシーグラスが紛れていることがあります。凹んだ地形の海岸や川のある海岸などは漂流物が多く、シーグラス探しの狙い目です。流木や海藻が打ち上げられているあたりを探してみてください。
欲しいシーグラスの大きさと同じくらいの石を探そう
小石がたまっている場所には、小石と同じ大きさのシーグラスが流れ着いていることが多いです。欲しいシーグラスの大きさに合わせて、同じくらいの小石がかたまっている所を探してみると探していたサイズのシーグラスを見つけられるかもしれません。
見つけた場所をじっくり探そう
最初は一点を集中してみるよりも、広い範囲を見渡しながらシーグラスを探します。シーグラスをひとつでも見つけたら、その後は見つけた場所を重点的に探します。シーグラスを見つけた場所には、同じくらいの大きさのシーグラスが紛れている可能性が高いからです。シーグラスを探すときは立って探すだけでなく、しゃがみ込んでじっくり探すと見え方が変わりますし、石とシーグラスの違いに気づきやすくなります。
干潮時間の前を狙おう
波に乗って浜辺に流れ着くシーグラスは海の潮が満ちている時間は見つかりにくいので、干潮より少し前の時間を狙って探してみてください。目安としては干潮時間の1、2時間前くらいがシーグラス探しのベストタイミングです。行こうとしている海岸や浜辺の干潮の時間を事前に確認しておくと良いかもしれません。
けがに注意して、シーグラス探しに出かけよう!
シーグラス探しをする際はけがをしないように注意し、あらかじめ持ち物や服装などをしっかりチェックして出かけましょう。
シーグラス探しの持ち物
海岸や浜辺にはシーグラス以外にもたくさんの漂着物が流れ着きます。中には、まだ角が削れていないガラスが落ちていることもあります。漂着物を拾ったときに怪我をしないように、必ず「軍手」をはめてからシーグラス探しをしましょう。
万全の態勢で挑むなら、拾ったシーグラスを入れる持ち手つきの袋やリュック・タオル・飲み物・シャベル・バケツ・日焼け止めなどがあると便利です。
シーグラス探しにぴったりの服装
シーグラス探しでは、凸凹した海岸をたくさん歩きますし、長時間しゃがみ込んで探すことが多くなるので動きやすい服装で行くのが一番です。濡れても大丈夫な服や靴があれば便利です。濡れた時のための着替えを持っていくと安心ですし、日差し対策のための帽子も忘れずに被りましょう。