【簡単入門!】自家製燻製ベーコンを簡単に作る方法をご紹介

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燻製料理と聞くとキャンプやBBQなどアウトドアのイメージが強いですが、最近はその燻製料理を自宅で作って楽しむ人が増えています。燻製はほかの調理法にくらべてハードルが高いそうな感じがしますが、必要最低限の道具さえ揃っていれば初めての方でも簡単に絶品燻製料理を作り、堪能できます。

そこで今回は、たくさんある燻製料理の中から初心者でもできる「燻製ベーコンの作り方」を紹介します!最後にキャンプで作れる短時間燻製方法についても紹介しておりますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

初心者でもできる!燻製ベーコンを作ってみよう!

アレンジの幅が広い燻製は、肉類や魚介類、チーズ、ナッツなどさまざまな食材を使って調理ができます。また調味料やハーブの組み合わせを工夫すれば、今まで食べたことのない味に出会える可能性もあります。

それでは早速「温燻」を用いた燻製ベーコンの作り方を紹介します。

 

温燻で作る燻製ベーコン

温燻は30度~80度くらいの温度で燻して燻製にする方法です。柔らかな口当たりに仕上げるために1時間~1日じっくり燻し、食材の旨味を凝縮させます。キャンプやBBQなどアウトドアで燻製調理をするときに最も多く用いられるのが燻製方法で、燻製ベーコン作りで使う豚肉をはじめ、鶏肉のささみやたまご、たこ、ホタテといった食材との相性も抜群です。

 

燻製ベーコンを作るために必要な道具

温燻で燻製ベーコンを作るときに必要な道具を紹介します。これらの道具を揃えてしまえば、次回以降はいろいろな材料をお好みで燻製にして楽しめます。

燻製機(スモーカー)

燻製調理を行う上でまず始めに用意するべき道具が「燻製機(スモーカー)」です。燻製機によって対応する燻製方法が異なりますので、温燻でベーコンを作るときは温燻対応の燻製機を選びましょう。燻製調理を行うために燻製機を新調する場合は、少し大きめのサイズで温度計付きのものがおすすめです。

スモークウッド

燻製機とセットで用意しておきたい道具が「スモークウッド」と呼ばれる燻製材です。燻製調理で使う燻製材はスモークウッドのほかにスモークチップと呼ばれるものがありますが、ベーコン作りで用いる温燻ではスモークウッドを使用します。温燻ではスモークウッドに火をつけて出た煙を使って食材を燻します。ホームセンターやアウトドアショップ、最近では100均などでも購入できます。スモークチップは加熱を続けるために火を絶やさないことが必要です。スモークウッドは一度火を付けるとそのまま煙が出続けるので扱いやすいといったメリットがあります。

*尚、今回はサクラのスモークウッドを使います。

↓↓スモークウッドに関する記事はこちら↓↓

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バーナー

スモークウッドに着火するために使う道具です。バーナーで火をつけるときは途中で火が消えてしまわないように着火するのがポイントです。

そのほか必要な道具

まな板、包丁、ボウル、密閉ビニール袋、脱水シート、キッチンペーパー、バット、ラップ、アルミホイル、茶こし、網

燻製機がない時の代用品

本格的な燻製機を購入する前に燻製調理に挑戦してみたい時や、すぐに燻製機を用意できない時は「フライパン」や「ダンボール製の燻製機」で代用するのもひとつの方法です。

フライパンを使って燻製を作るときは、使い古した厚めのフライパン、蓋、網、アルミホイルなどを用意します。ダンボール製の燻製機を使って燻製調理をするときは、市販されているダンボール製の燻製機を使っても良いですし、ダンボールや網、串、トレイ、温度計、テープなどの材料があれば自作することも可能です。

 

初めてでも簡単!燻製ベーコンの作り方

燻製ベーコン作りで必要な材料や作り方を紹介します。

必要な材料
豚バラ肉 ブロック、500g
振り塩 大さじ1
【ソミュール液】
200cc
40g
砂糖 20g
ニンニク スライス 1片
黒コショウ 小さじ1
スパイス・ハーブ お好み

 

燻製ベーコンの作り方

豚バラ肉を使った燻製ベーコンは以下の流れで進めます。完成までに1週間ほどかかります。

 

  1. 塩漬け(約3分)
  2. 脱水(約1日)
  3. ソミュール液作り(約20分)
  4. 漬け込み(約5日)
  5. 塩抜き(約4時間)
  6. 乾燥(約半日)
  7. 燻煙(約4時間)

STEP1 塩漬け(約3分)

燻製ベーコンを作るための豚バラ肉は、三枚肉と呼ばれる部位を使います。赤身と脂肪のバランスが良く、常温解凍されたものを選びます。燻製ベーコン作りの最初の工程は「塩漬け」です。まな板の上にお肉を置いて塩をつまみすり込みます。お肉の表面と側面、裏面をさするように塩をすり込こみます。

STEP2 脱水(約1日)

塩をすり込んだお肉は脱水シートを広げたバットにおいて、すき間がないようにしっかり包みます。包んだお肉は冷蔵庫に入れて1日おきます。

STEP3 ソミュール液作り(約20分)

燻製の漬け込み用のソミュール液を作ります。ソミュール液にお肉を付けることで下味をつけます。ニンニクはスライス状に切ります。鍋に水、砂糖、塩、黒コショウ、ニンニクスライス、お好みのスパイスやハーブを入れます。ソミュール液の塩分濃度は10%~30%が目安です。鍋を火にかけて中火でひと煮立ちさせ、沸騰したら火を止めます。水を入れたボウルに鍋を置いてソミュール液を冷やします。

STEP4 漬け込み(約5日)

ジップロックなど密閉性のあるビニール袋に、冷えたソミュール液を茶こしでこしながら入れます。脱水していたお肉を冷蔵庫から取り出してキッチンペーパーで水分を拭いたら、お肉全体がソミュール液に浸かるように入れます。空気が入らないように密閉したら、冷蔵庫に入れて5日間浸けます。途中でビニール袋をひっくり返し、上下にまんべんなくソミュール液をしみ込ませます。

STEP5 塩抜き(約4時間)

5日間浸けたお肉を取り出して、水を入れたボウルに入れた状態で3時間以上「塩抜き」をします。ボウルの下に塩がたまるので網を敷いた上にお肉をおいて何度か水を替えながら塩抜きします。

STEP6 乾燥(約半日)

塩抜きしたお肉についている水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。脱水シートでお肉をしっかり包み、冷蔵庫で半日おいて乾燥させます。

STEP7 燻煙(約4時間)

燻製機の一番下の台にアルミホイルをしき、スモークウッドをおきます。2段目にアルミホイルをしいて、さらに上の段に豚肉をおきます。スモークウッドに火を着けて60度~80度で約4時間燻製したら燻製ベーコンの出来上がりです!

 

キャンプで作れる短時間燻製方法

時間をかけずに美味しい燻製を作りたい時におすすめの燻製方法が「熱燻」です。熱燻は他の方法にくらべて保存には向きませんが、燻製時間が短いので燻製初心者にもおすすめです。

おつまみ燻製プレート

カマンベールチーズとナッツ、レーズンを使ったお酒に合うおつまみ燻製プレートです。

 

必要な道具

  • フライパン
  • アルミホイル
  • スモークチップ(6g)
  • 金網

材料

  • ナッツ
  • チーズ
  • レーズン(お好み適量)

作り方

  1. フライパンにアルミホイルをしいて、スモークチップを置きます。
  2. 金網をセットし、アルミホイルで作ったお皿に食材を1種類ずつのせます。
  3. 蓋をしてチップが出るまで強火で加熱し、煙が出たら中火から弱火で10分間燻したら完成です。

 

今回は初心者でも簡単に作れる燻製ベーコンの作り方を紹介しました。燻製調理はほかにも魚介類やナッツ、チーズなどいろいろな食材を試せますし、スモークウッドの種類や配合を工夫すれば香りや味わいに変化を持たせることができます。燻製は想像以上に簡単な調理方法です。キャンプやBBQはもちろん、ご家庭でもぜひ燻製調理に挑戦してみてくださいね。

 

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